eityansメモ

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ポモドーロ・テクニックをナメていた。良い。

在宅ワークは集中力との戦いである。

有名なポモドーロ・テクニック。Wikipediaには以下のように書いてある

このテクニックではタイマーを使用し、一般的には25分の作業と短い休息で作業時間と休息時間を分割する。1セットを「ポモドーロ」と呼ぶ。これはイタリア語で「トマト」を意味する言葉で、シリロが大学生時代にトマト型のキッチンタイマーを使用していたことにちなむ。

自分はこれを読んで、時間を細かく区切って集中して作業するテクニックなんだなと思い、まぁ一理あるよね〜程度でこれまで実践してこなかった。

最近読んだSOFT SKILLSの中でポモドーロ・テクニックについて述べられているが、そこでの紹介が衝撃だった。

彼がこのテクニックを効果的に使うためにしていたのは、一日に何個のポモドーロを実行したかを記録し、何個のポモドーロを達成するか目標を設定することだった。

(ジョン・ソンメズ ,SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル 第2版, 2022, p228)

要は、ポモドーロ・テクニックは集中するテクニックではなく、自分がどれだけ集中して仕事ができたかを可視化するためのテクニックだという。この視点は自分に取って新鮮だった。

この考え方の良いところは、行動目標になることだ。エンジニアの仕事の成果は、費やした時間量と必ずしも相関しない。適切な時間の使い方や道のりを進んできているのに、思ったより仕事が進まないこともある。そういうときに罪悪感に近い感情が生まれてしまうことがあるが、このテクニックを知っていればその過剰な罪悪感を減らすことができる。十分なポモドーロを成功させているならば、仕事人としては及第点だろう。(もちろん、成果を出せたらより良いのだが)逆に、ポモドーロがあまり成功できていなかったら、内省するいい機会になる。

一週間ほど試してみて、自分は一日に10ポモドーロを成功させることが良い目標だと思った。スマホやSlackのtimesをみたり、集中が途切れたと思ったら失敗とみなす。質の高いポモドーロを目指していく。